最初の思いつきとして「ルシオラ復活を大目標に掲げるＳＳは数あるのに、実際復活してるのは少ない」とうことがありました。あと、ルシオラルシオラ言いながら他の女性キャラとくっついたりするのはなんだかなーという事も。
原作にルシオラの復活は横島の子供としてというのがありますから、ある意味仕方ないと言えば仕方のない事なのかも知れませんが、このある種のデフォルトを崩して書きたかった私は単純に「よし、ルシオラを最初に復活させたれ」と考えました。
そして、横島の立場をフリーに保ったままで、ルシオラを無理なく復活させるべく書いたのが、この『黒い手』だったりします。
元々は横島の中に眠っていたルシオラの魔力を「魔族因子」と表現していましたが、実はこれ原作内には無い表現なんですよね。
当時はこれ以外にしっくり来て、かつ不特定多数のＧＳ系ＳＳ読者に通じる単語が思いつかずにこの単語を使っていました。
しかし、シリーズが進んで色々と設定が固まってくると状況も変わるもので、『過去からの招待状』で固めた霊力、魔力、竜気、妖力の設定に基づいた場合、ただ単に「魔力」と表現すれば大丈夫なようになったため、該当部分とその周辺を修正しております。